⚠️ 重要なご注意

この契約書は参考サンプルです。実際に使用する際は、必ず弁護士による確認・公証人による公正証書化を行ってください。

精子提供に関する合意契約書

第1条(目的)

本契約は、提供者(以下「甲」という)および受領者(以下「乙」という)が、非営利的・福祉的目的のもとに、第三者による精子提供に関し、各自の意思・責任・権利関係を明確にし、誤解や紛争を未然に防止することを目的とする。

第2条(提供方法および医療的管理)

甲は、乙の妊娠を目的として自らの精子を提供するが、その採取・保管・注入その他の医療行為は、医療従事者または医療機関の管理下で行うものとし、甲自らが医療行為を行ってはならない。

提供行為は、性交渉その他の身体的接触を伴わない方法(例:医療機関での人工授精または体外受精)によって実施する。

双方は、提供に先立ち、医師による健康診断・感染症検査を受け、その結果を相互に開示する。

第3条(父子関係の意思確認)

双方は、乙が出産した子(以下「本件子」という)に関して、甲は法的な父親となる意思を有しないこと、乙は甲に父としての法的責任(認知・養育費・相続等)を求めないことを相互に確認する。

乙は、出生届等において甲の氏名を父欄に記載しないものとする。

ただし、日本国の法令により父子関係が自動的に認定される場合には、この限りでない。

第4条(養育費・経済的支援)

本契約は、甲から乙に対する経済的支援を義務づけるものではない。

双方が任意に合意する場合を除き、甲は乙および本件子の養育費、生活費、教育費等を負担しない。

乙は、将来にわたり甲に対し扶養義務または監護権の行使を求めない。

第5条(秘密保持・個人情報)

双方は、本件に関して知り得た相手方の個人情報を、本人の書面による同意なく第三者に漏らしてはならない。

本件子が成人に達した際に、医学的・遺伝的理由により提供者情報の開示を求める場合は、甲乙協議のうえ、弁護士立会いのもと適切な方法をもって行う。

第6条(倫理・安全・同意)

双方は、倫理的・衛生的に適正な方法により提供を行う。

双方は、本契約の内容について十分理解し、任意の意思に基づき合意したことを確認する。

本契約に基づく行為は、いかなる性的関係や営利目的を含まないものとする。

第7条(合意変更・終了)

契約内容の変更または解除を希望する場合は、甲乙双方が協議のうえ書面により合意する。

一方的な通知による解除は、相手方の不利益を著しくしない限り、認められない。

第8条(紛争解決)

本契約に関して紛争が生じた場合は、誠実に協議のうえ円満解決を図る。

協議が整わない場合、双方は東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とする。

第9条(契約の性質)

本契約は、民法上の請負・委任・雇用等の契約には該当せず、また医療行為を目的とするものでもない。

本契約に定める権利義務は、道義的責任および相互の信義誠実に基づく合意確認書の性格を有する。

第10条(有効期間)

本契約は署名日より効力を生じ、乙の出産および子の成人をもって終了する。

【署名・押印】

提供者(甲):氏名 印

住所:


受領者(乙):氏名 印

住所:


作成日:令和__年__月__日

弁護士監修について

この契約書は、以下の点で弁護士による監修が重要です:

公正証書化の重要性

公正証書化により、以下のメリットがあります:

精子提供支援に関する利用規約・免責事項

第1条(目的)

当サイト(以下「本サイト」)は、子どもを望む女性への支援・啓発・情報提供を目的としており、医療行為または営利目的の仲介事業を行うものではありません。

第2条(非医療行為の確認)

本サイトで提供する情報、支援活動、紹介等は、医療行為に該当するものではありません。

精子の提供・注入・保管等は、必ず医療機関または医師の監督のもとで行ってください。

第3条(個人間の合意)

精子提供に関する合意・契約は、当事者間の自主的意思によって行われるものであり、本サイトは当該契約内容の法的効力や履行責任を負いません。

提供者および希望者は、弁護士等の専門家に相談のうえ、適法かつ安全な形で契約を締結してください。

第4条(父子関係および法的責任)

日本の法制度上、出生した子に関する父子関係は、契約によって完全に排除することはできません。

したがって、本サイトは、提供行為に起因して発生するいかなる法的責任(認知、養育費、相続、親権等)についても一切の責任を負いません。

第5条(個人情報保護)

本サイトは、個人情報保護法および関連法令を遵守します。

当事者間で交わされる個人情報のやり取りについては、各自の責任で適切に管理してください。

第6条(禁止事項)

以下の行為を禁止します:

第7条(免責事項)

本サイトの情報は、法的助言を構成するものではありません。

精子提供に関連して発生したトラブル、損害、紛争等について、本サイトは一切の責任を負いません。

利用者は、自己の判断と責任において行動するものとします。

第8条(準拠法および裁判管轄)

本規約の解釈および適用は日本法に準拠し、紛争が生じた場合には東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

© 2025 希望の種プロジェクト All Rights Reserved.

専門家によるサポートが必要です

弁護士による契約書の監修と公正証書化を強く推奨します

お問い合わせ よくある質問